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≫こんばんは。
≫台風による記録的な大雨から2日となります。各地の被害の様子が次々と明らかになっています。国土交通省によりますと全国37の河川で堤防が決壊。これまでに50人が死亡する甚大な被害をもたらしています。
≫なぜ大規模な河川の氾濫が起きたのか。そして台風が去った今この瞬間も迫っている危険性とは。
≫この台風による被害ですが現在進行形です。救助活動が行われています。
≫宮城県内では10人が死亡2人が行方不明となっている。
≫今日、私が取材したのは郡山市の阿武隈川なんですがほかにも氾濫している川こうやって見ますと本当に今回は広い範囲に及んでいるんですよね。
≫東北から関東そして中部まで大きな河川が氾濫しているんですね。
≫そして、長野県の千曲川や茨城県の那珂川など37の河川52か所で堤防が崩壊して川の水が流れ出す決壊が発生しましたが
≫皆さん、想像した以上にという言葉をおっしゃっていましたけれどもこちらも驚きましたが大都市の真ん中を流れる多摩川でも氾濫が発生しました。
≫住民によるとライフラインの復旧のめどは立っていないという。
≫今回、甚大な被害をもたらした台風19号。NNNのまとめによりますと阿武隈川などが氾濫した福島県では18人宮城県でも10人の方が亡くなっています。千曲川が決壊した長野県では2人群馬県で4人栃木県で4人などとなっていて全国合わせて50人の方が亡くなり少なくとも14人の方が今も行方不明となっています。字幕を中部電力とするところを中国電力と誤ってお伝えしました。大変失礼いたしました。
≫台風が去った今、この時も実は注意が必要です。時間差で襲ってくる危険もあるんです。こちらは去年7月の西日本豪雨のあとに広島県で撮影された映像です。豪雨の3日後で雨が降っていないにもかかわらず街を土石流が襲いました。この主な原因と考えられているのが想定を超えた豪雨です。これが雨がやんだあとも土の中にどんどん染み込んでいき3日後になってついに耐え切れなくなって崩壊したとみられています。豪雨に見舞われたあとに予兆もなく襲ってきた土石流。時間が経ってからもこうした土砂災害が起こる危険性があるのです。そして今夜の雨雲の様子を見ますと関東や東北でところどころ雨が降っています。それほど激しい雨ではないので台風に比べると大したことがないと思うかもしれません。しかし、土壌に含まれる水の量を見てみます。すると、台風の被害に遭った地域を中心に多くの水が含まれていることを示すオレンジそして、黄色になっています。つまり、今後も少しの雨でも土砂崩れが起こる可能性があるといいます。そして、引き続き川にも注意しなければなりません。現在37河川52か所で堤防が決壊しています。大量でなくても雨が降ると堤防が決壊しているところからまた水が街に流れ込み再び浸水する恐れがあります。災害が収まったわけではありませんので不安な方は夜は川や崖には近づかず安全な場所でお過ごしください。
≫ここからは水害や防災がご専門の東京大学大学院客員教授松尾一郎さんとお伝えします。よろしくお願いします。今日は2つに絞って伺っていきたいと思います。まず、なぜ広範囲に被害がわたったのかそしてなぜ川の決壊が広い範囲で起こったのかという点なんですけどもまず、広範囲だったという一番の理由はなんになりますか?
≫実は、この台風19号は南太平洋にあるときからもう海面水温が高いんですよ。ですから水蒸気成分がどんどん生成されている中を進んで多くの雲を巻き込んで上陸する直前は円が台風の大きさとして1000kmぐらい。それこそ日本をすっぽりと囲い込むぐらいの大きさになっていたんです。したがって北上して上陸する間は土砂降りの雨が続いた。だけど、1000kmが通過する約24時間の間これが短時間で多くの雨が降った。このことが広域に水害を及ぼしたというふうに思っています。
≫しかも堤防が耐えられないほど降ったということですよね。この点は。
≫これも実は阿武隈川と多摩川を示してるんですが緑は何かというとお茶の間の皆さんは水害のハザードマップをお持ちですよね。水害のハザードマップの大本となった国河川管理者が計算する雨量データですね。これ、阿武隈川は想定最大規模でいうと2日間で317ミリの雨が降ると今、皆さんの手元にあるようなハザードマップ、要するに浸水マップになるわけです。今回の雨は実は378ミリ。場所にもよるんですけど局所的に言っても317ミリより多かった。これが今回の災害の大きさを示していると思うんです。多摩川も同様です。想定最大規模588ミリに対して626ミリ降ったということですね。
≫そうすると我々は想定最大規模が何ミリか覚えておく必要があると思うんですが、こうしたデータは国交省のホームページで確認できます。国交省洪水浸水想定区域に知りたい川の名前を入れて検索してみてください。これでお近くの川が何ミリが想定なのかが分かります。そして、もう1つの疑問です。なぜ堤防が決壊したのかという点です。
≫先ほども触れましたけども堤防が決壊した数37の河川そして52か所でした。共通の特徴というのは何かあるんでしょうか。
≫私たち専門家の言葉でバックウォーターというんです。これは日本語でいうとせき上げ効果といいます。例えば左は千曲川のケースです。右はほかの河川なんですがお分かりのように千曲川はある地点にいきますと川幅が狭くなるんです。狭くなったところでも水は流れようとするわけですから多くの水が上流からくると流れきれない水というのが当然、外側にあふれていくんです。これが決壊につながったというのが1つ。もう1つ、本流と支流が交ざって意外と河川の決壊というのは支流が先に先行的に発生する事例が多いんです。これは岡山の真備もそうでした。そういうことが行き場を失った水が地域にあふれていくと。これが氾濫や決壊につながると。
≫今夜も降っていますが今夜も1週間雨が降る日が予定されていますがこのあと一番大事な点はどういうところですか?
≫地域、被災地は地形が変わっています。地形が変わっている条件でどうなるかということをそこにお住まいに戻るにしても雨が降ったから避難所に行く。あるいは、遠方避難。いわゆる知人、親戚宅など安全なところに退避する。
≫それは長い時間をかけて避難をするという意味ですか。
≫そうですね。どれだけ避難するかはご自身の判断ではなく行政がきちんと避難する時間を伝えると思いますのでしっかり市町村と相談しながら対応を図っていきたいと思います。
≫いずれにしても、雨がやんでも災害が終わったわけではないので引き続き気を付けて命を守る行動を心がけていただきたいです。松尾さんありがとうございました。続いては、被災地でも皆さん、勇気づけられたと話をしていらっしゃいました。お願いします。
≫ラグビーワールドカップです。スコットランドを破り史上初のベスト8進出を決めた日本代表。台風の被害もある中での試合ということで選手たちは特別な思いで臨んでいました。昨日の試合後、稲垣選手は…。
≫そして試合前のミーティング。選手たちを前にジェイミー・ジョセフヘッドコーチは…。
≫強い思いを胸に対するは4年前に敗れたスコットランド。今大会初先発となったのは福岡堅樹。4年前、唯一出場したスコットランド戦。あの時の悔しさは誰よりも強く覚えています。キックオフの前には…。台風による犠牲者を悼み黙祷が捧げられました。試合は前半6分いきなり動きます。
≫ラッセル、そのまま抜けたトライ!
≫スコットランドが先制。しかし11分後日本を救ったのは福岡でした。
≫松島だ!やはりこの男!松島のトライだ!
≫一瞬で加速し飛び出した福岡。相手のタックルを受けると倒れ込みながら松島へオフロードパス。松島がそのまま走り切りトライ!
≫いった、いった、いった!
≫櫻井キャスターも大興奮です。その後、田村がコンバージョンキックを決め同点に。更に、その8分後、日本が鮮やかな攻撃を見せます。
≫櫻井さん、大興奮でしたね。
≫これ、本当感動しましたね。オフロードでつなぐという。
≫ここでもタックルを受けながらのオフロードパス。この高度なテクニックを3連続で決めるまさに、スーパープレー。最後はフォワードの稲垣が代表7年で初トライ。ボールを持った選手を必ずほかの選手がフォロー。まさに、日本のワンチームを象徴するプレーです。逆転すると前半終了間際福岡がまたしても見せます。大外にいるのが福岡。
≫福岡だ!やった!福岡!
≫キックパスに抜け出し相手をかわしてのトライ。4年前の敗戦を知る福岡がスコットランドから初トライを奪います。更に福岡は後半にも。
≫相手からボールを奪い取るとスコットランドを一気に置き去りにし、独走。この日2トライ目を奪いリードを広げます。しかし、スコットランドも反撃。
≫トライ!
≫これだけでは終わりません。
≫突破された、トライ!スコットランドの反撃です。
≫7点差。あと1トライ1ゴールで同点に追いつかれてしまう日本。ここから必死のディフェンスが続きます。決して得点を許さない選手たち。この試合で勝つことの意味をこう語っていました。
≫そして、会場から全国から選手たちを後押しする声援が送られます。
≫耐えて、耐えて、試合終了間際。スコットランドの猛攻に耐える日本。
≫そして、まもなく残り10秒。勝利へのカウントダウンが始まります。
≫ここで外に蹴り出した!今、ノーサイド!日本が史上初決勝トーナメント進出!4年前に届かなかった世界のベスト8。その壁をワンチームで越えました!
≫そして、こちらは試合後の貴重な映像です。
≫ロッカールームには激闘を終え喜びをかみしめる選手たちの姿が。
≫櫻井さん歴史が変わりましたね。
≫本当に。ラグビーの新しい歴史の1ページ目の始まりという感じがしましたけど。試合が終わったあとにたくさんの選手にお話をお伺いしました。台風被害への思いを語る選手。それに日本ラグビーの未来を語る選手。そして、4年前勝つことができなかったスコットランドへの思い。いろんな思いがある中で僕が印象的だったのは福岡選手が日本開催がなかったらもしかしたらラグビーを辞めていたかもしれないと。日本開催だから全てを捧げることができた。全て犠牲にすることができた。そして今日の勝利があるんだと。自国開催ということで我々も見られる景色見られるプレーがたくさんだなと思いましたし皆さん本当に最高だなんていう声があると同時に田中選手、堀江選手なんかはこれはうれしいけども次だと。100%準備して南アフリカを迎え撃つんだという力強い言葉もありましたので次ですね、本当に。
≫有働さん、いかがでしたか?
≫福島で取材していたら被災した方でテレビを見られない方もたくさんいらっしゃるんですけど見た方があの試合を見て他人を助けなきゃという気力がすごく湧いてきて近所の方に声をかけるんですと話していらっしゃって本当にいろんなところでいろんな力を与えたゲームだなというふうに改めて思いました。
≫日本代表は世界中でブレイブブロッサムズと
≫笑わない男、稲垣啓太。そんな稲垣へスコットランド戦前母校の後輩がメッセージ。立ち去ったということです。
≫今日、福島で取材しているときにガソリンのようなにおいがしていて浸水した車からじゃないかと皆さん心配してらっしゃったんですけど気をつけることってありますか?
≫浸水した車については専門家に聞きますと試しにエンジンをかけてみるのはいけないそうなんですね。やっぱり漏電の危険もあるということなのでここはレッカーで移動してもらってディーラーなんかで見てもらうことが必要だということです。あとはエアコンが注意が必要で家の外にある室外機は浸水しやすいのでこれが浸水していると電気が戻ってもエアコンをつけてしまうとこれも漏電とか発火の恐れがあるということなんでこれもつける前に業者に見てもらったほうがいいということです。
≫なるほど。皆さん、ぜひ気をつけてください。
≫有働さん、週末、今日と取材されていましたけども
≫皆さん、これから寒くなってくるので昨日の避難所でもすごく冷え込んだという方もいらっしゃるのでとにかく体調に気をつけていただきたいというのと片付けでものすごく一生懸命になってらっしゃいますけど災害ってやっぱり1人では乗り越えられないので

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